この記事は【やる気に頼らず「すぐやる人」になる37のコツ[大平信孝 著]】を参考文献にしています。
最初のお話
今回、紹介する本は一言でいうと「先延ばしをなくす技術」を
教えてくれる本だよ!
先延ばしか。
俺はいつもギリギリにならないと動けず、
あの時やっておけばよかったって後悔ばっかりしているぜ。
確かにいつも後悔しているな。
むしろ、お前らしいと言える。
でも、やらなきゃと思っていても、やる気がなかなか出ないよね。
安心して!
すぐやるための行動力とやる気は関係ないよ!
ましてや性格や能力のせいでもない、ただ脳が面倒くさがっていただけだよ!
脳の仕組みを理解し行動スイッチの入れ方を知れば、誰でも自分を動かすことができるようになるよ!
この本では明日から簡単に実行できる、行動スイッチを入れるコツが詳しく解説されているよ!
仮決め・仮行動から始める
まずは思うように動けない人の共通点の一つに、ちゃんと決めてから動きたい、失敗しない
ようにしっかり計画を立ててからやりたいという心理があるね!
もちろん、何も考えず、準備もせずに行動しても、なかなか成果は出ないだろうけど、考えるばかりで何もせず終わってしまうことも多いはずだよ!
めっちゃわかるぜ。
今年こそは体を鍛えたいと思って、スポーツウェアとか揃えようと思っているが、
どれがいいのか悩んでそこから進まないでいるな。
すぐに行動するためには、第一に行動量を増やし、次に行動の質を上げていくのが重要だけど、すぐ動けない人は順序が逆で、いきなり質を求めてしまっているんだよ!
だから、まずは「仮決め。仮行動」から始めるといいよ!
例えば、筋トレを始めたいなと思って動けていないのなら、まず今ある動きやすい服装で5回でも10回でも家で腕立てや腹筋をしてみて!
そうすると実際は腕立てが10回もできなく、家だとスペースが狭すぎたなどさまざまな気づきが得られるはずだよ!
そこから「もう少し簡単なメニューから始めるべき」とか、「家ではやはり筋トレできないからジムに行くべき」など具体的な方針が決まってくるよ!
考えすぎて動けないという状況から抜け出すためにはとりあえず決めて、
試しにやってみるという「仮決め・仮行動」を実践することだな。
また、「前日にちょっとだけ手をつけておく」だね!
仕事の自分作業や勉強などは、つい先延ばしになってしまうものだね!
仕事なら前日の仕事終わり、プライベートに関することなら寝る前に少しだけ手をつけたり、準備してをおくことだね!
例えば日曜日の朝に資格試験の勉強をしようと思ったら、土曜日寝る前に机の上にテキストを開いて、横に筆記用具を置いた状態で寝る、経費の精算などの事務作業なら前日の仕事終わりに最初の1項目だけ入力したり、領収書を机の引き出しの一番目立つところに入れて退社するなど、それだけの事で先延ばしが防げるよ!
つまり、もう少し準備したり途中までやっておくことで、行動を起こすためのハードルが下がり、迷いなく行動することができるから先延ばしにしてしまうことがぐんと減るんだよ!
さらに、オマケとして脳はその日に見聞きした情報を寝ている間に整理してくれるから、一度手をつけた後に睡眠を挟むことで、効率のいいやり方がひらめいたり、新たなアイデアが出てくることもあるよ!
なるほどな。
何か作業を中途半端にしたまま日をまたぐのは抵抗あったが、むしろ途中の状態で置いておいたほうが翌日手をつきやすくなるって事か、それは目からウロコだぜ。
気乗りしないときは身体を動かす
次は「気乗りしないときは身体を動かす」だね!
今日中に仕上げないといけない仕事があるのになんだか気乗りしない、そんな経験があると思うけど、そういう時は身体を動かすことだよ!
よく戦国時代のドラマや映画などでみんなで「えい!えい!おー!」と拳を突き上げるシーンがあるけど、あれをやると脳内でドーパミンという物質が出て、テンションが上がり活動的になるよ!
ただし、オフィスでもできる現実的な方法としては、背伸びをする、座り直して姿勢を良くする、肩を回す、その場で軽くジャンプする、ほっぺたなどの自分の体の一部を軽くパーンとたたくなどでも十分効果があるよ!
なるほど、確かに背伸びしたり肩を回すくらいならどこでも手軽にできるな。
体を動かせばテンションが簡単に上がって軽い興奮状態になれば、行動力が湧いてくるというわけか。
また、「朝に楽しみな習慣を作る」だね!
朝、家族とちょっとした言い合いになったり、寝坊してバタバタした日は、その後仕事に行っても普段気にならないようなことでイライラしたり、いつも以上に疲れてしまうものだよ!
これには心理学的な理由があって、それは「気分一致効果」と呼ばれるよ!
これは心理学で使われる言葉で、気分がいいときは物事のプラス面が見えやすくなり、気分が悪い時には物事のマイナス面が見えやすくなるというものだね!
つまり、1日のスタート気分よく過ごすことさえできれば、日中の思考もポジティブになりやすいから、物事やトラブルに対しても柔軟に対応できるようになるというわけだよ!
だからこそ、朝起きてから仕事を始めるまでの間に、楽しみなことや自分をごきげんにすることを習慣として組み込むといいよ!
例えば、ゆっくり好きなコーヒーを飲む、朝ごはんに好きなものを食べる、散歩する、お気に入りの曲を聴くなど、とにかく自分の気分が上がるような楽しみなことの中で、何をやるのかをあらかじめ決めておくということか。
さらに、「仕事を中断するときはメモを残す」だね!
仕事をしていると集中している時に限って上司に呼ばれたり、急な来客で作業を中断しないといけなくなることもあるよね!
そうでなくても昼休みなどで仕事を一度中断した後というのは、仕事に集中しにくいものだね!一度消えた集中というのはなかなかすぐには戻らないものだからね!実はそんな中断した仕事をスムーズに再会するための良いコツがあるよ!
それは、縦断するとき再開後とりかかる仕事をあらかじめメモしておくことだね!
これには理由があって、ぼくたちが一度作業を中断した後、集中力が維持できなくなるのは「再開後に何をするか」がはっきりせず、「何から再開しようかな」と迷ってしまうのが原因だよ!
逆に言ってしまえば、中断しても「再開時にコレをする」というはっきりした行動目標をあらかじめ決めておけば迷わず作業に戻れるというわけだね!
これは科学的にも効果が実証されている方法だよ!
つまり、やり方のポイントは「今すぐ○○する」という形で書いて、マウスの上や作業台の真ん中などに目立つように貼っておくことか。
なるほど、早速試してみよう。
あれこれ気になるときは紙に書き出す
今度は「あれこれ気になるときは紙に書き出す」だね!
メールの返信や期限の迫った書類の作成、週末のイベント、銀行の引き落としなど、さまざまなことが気になって集中できないことがあるよね!
マルチタスクという言葉があるように、厳密には人は一度に一つのことしか考えられないよ!
気になることで頭がいっぱいになってしまうと、目の前のことに集中できなくなってしまうのは誰でも当たり前のことなんだよ!
頭の中のゴチャゴチャは「見える化」すれば驚くほど処理しやすくなるよ!
具体的な手順は次の2ステップで、
①「気になっていること」を思いつくままに紙に書き出す
②書き出した紙を見て、一つずつ対策をメモしていく
例えば、来月のランチの予約→今週中に調べて候補を選ぶ、メールの返信忘れ→午後にまとめて返信するなど、To Doリストなどを使うことを文字で書きだしておくといいよ!
これによって、頭の中が「見える化」して思考がクリアになって、目の前の仕事に集中できて、やるべきことが漏れていたということも防げることね。
次は「自分で『締め切り』を設定する」だね!
やるべきことを先延ばしにしないためには、自分で「締め切り」を設定するのも効果的だよ!
自分で決めた締め切りを守れない原因は、スケジュールに書き込むなどして具体化していないからであり、自分で締め切りを決めたということは「自分と約束した」ということだよ!
大切な人との約束なら、すぐにスケジュールに書き入れたり、スマホにメモったりしておく人が多いし、仮に約束を守れなかったとしても、迷惑がかからないように変わりの案を考えて実行するね!
ここでよく考えてみて欲しいけど、ぼくたちにとって自分自身も「大切な人」なんだよ!
だからこそ、自分との約束も他人との約束と全く同じように最優先事項として真っ先にスケジュールに書き込んで、必ず守るようにするんだよ!
確かに、締め切りを決めていてもスケジュールに書いたりせずに頭の中で考えているだけだったし、自分の約束に対していい加減過ぎた気がするね。
最後は「動けないときはリスクを書き出す」だね!
極端な話、人が行動する理由は2つしかなく、それは「苦痛回避」と「快追及」だよ!
苦痛回避とは「苦しい、辛い」といったことを避けるために行動することで、逆に快追及は「楽しい、嬉しい」という感情を得るために行動することだよ!
そしてどうしても動けないときはこの「苦痛回避」を活用するといいよ!
具体的には、「今すぐやらないことによる未来の苦痛」を明確化して紙に書き出すんだよ!
例えば、自分がやった仕事で重大なミスに気付いたとしよう!すぐに報告すべきだけど、報告したら上司に怒られるのはわかっているからなかなか言い出せない!こういう時は報告しないことのリスクを紙に書き出してみて、報告が遅れたことでトラブルがさらに大きくなる、その結果上司にめちゃくちゃ怒られ会社からの評価も下がる、会社からの評価が下がることでボーナスも減らされる、という感じで未来に待ち受ける苦痛や悲惨さのリスクが具体的になればなるほど、「それだけは避けたい」と苦痛回避のため行動スイッチが入るよ!
確かに、そうなるくらいなら今すぐ謝ろうって思うね。
どうしても動けなくて、本当に必要な時に活用してみるよ。
まとめ
やる気というのは待っていても出てこないから、こっちでコントロールしてやるのが大事ということだよ!
ポジティブ思考で1日過ごせれば、それだけで労働力は上がるよ!
今回も解説してくれてありがとな。
また、この記事を最後まで見てくれたことに感謝する。
本当にありがとうございます。
今回の記事で引用させて頂いた、参考書籍になります。
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