この記事は【夢と金[西野亮廣 著]】を参考文献にしています。
最初のお話
みんなは「夢」と「お金」どっちが大事だと思う!?
俺は夢の方が大事だと思うぜ!
夢があれば目標に向かって、努力や向上心が高まるし、
何より人生を楽しめると俺は思っている。
お金が優先だと思うな。
お金があれば選択肢の幅が広がり、自分を縛るものが少なくなる。
俺はこちらの方が人生を楽しめると考える。
うーん、二人の言っている事は理解できるけど、
どっちも大事だから、私は決める事ができないな。
今回は「夢と金」の書籍を解説するけど、この本によると「夢とお金は相反関係にない。僕らは夢だけを選ぶことはできない。お金が尽きると夢は尽きるこれが真実だ」と語られているよ!
今回の内容は、最近流行っているマネー本とは一味違い、新しい視点によってお金持ちになるヒントを与えてくれるよ!
高価格帯にクレームを入れる人がいるけれど…
一つ目が「高価格帯にクレームを入れるやつはバカ」と著者は語っているよ!
この理由はなぜなのか!?
例えば、飛行機の料金を東京からニューヨーク間の飛行機チケットで考えてみよう!
座席は全部で244席、内訳はエコノミーが147席、プレミアムエコノミーが40席、ビジネスが49席、そしてファーストが8席、そして各座席の料金はエコノミーが約23万円、一方ファーストクラスが188万円で、188万円で往復したら376万円で車が買えるレベルの高価格帯の商品だよ!
でも、世の中にはこういう高価格の商品にクレームを入れる人がいて、「高すぎる」とか「ぼったくり」と顧客ごとにお金で差別するなっていった感じだね。
ハッキリ言うな・・
でも確かに、何かしらのクレームを入れる人は必ずいるよな。
もし、クレーマーの主張を受け入れて、仮に全部エコノミークラスにしたらどうなるんだ?
まず、先ほどの座席配分ですべてのチケットが売れたとすると、売上は約9500万円になるよ!
そしてこれは、航空会社はざっくりこれぐらいの売り上げがないと飛行機を飛ばせないってことだから、採算が合うように価格設定をしているんだよ!
じゃあ、先ほどのクレーマーの主張を受け入れ場合のやり方をするとどうなるか!?
売上はなんと約9500万円から約7900万円に激減しちゃうよ!
全ての座席をエコノミーにする分座席数を増やせるのにも関わらずだよ!
こうなると元々の売上より1600万円も少なくなることになるから、これでは航空会社は飛行機を飛ばせないということは、エコノミー席の料金を値上げするしかなくなるよね!
1600万円の不足分を全てのエコノミー席351席で割ると、1人当たり約5万円負担額が増えてしまうことになるよ!
ファーストクラスを買ってくれる人がいるおかげで、エコノミークラスの料金が安くなっているってわけなんだな。
ファーストクラスに乗っているVIPを見たら、「羨ましいな」や「なんかずるいな」じゃなくて、「あんたのおかげで安く乗れるぜ!ありがとうな」とこう思う方が大事ってことか。
高価格帯の商品を買ってくれる人がいるおかげで、その他の価格帯の商品がリーズナブルになっているって事だよ!
であるならば、自分が高価格商品を買うわけでもないのに、高価格帯の商品にクレームをつけるっていうのは自分の首を絞める行為でしかないんだよ!
だから著者は口悪くバカって断言してるわけなんだよ!
価格相応の価値を感じてもらうっていうのは絶対条件であり、みんながスモールビジネスをやる際にとても役立つよ!
・商品のラインナップを3つぐらい用意して
・各商品の特徴をしっかり決めて
・”トータル”で欲しい売り上げ利益を実現していく
っていう感じだね!
高価格消費はダメで、安ければ安いほど喜ばれるという発想だと良くないってことか。
商品をリーズナブルな値段で多くの人に届けるためにも、高価格帯の商品を持って、高価格帯の商品を買ってくれるファンを作るっていう発想は非常に重要なんだな。
「プレミアム」と「ラグジュアリー」の違いを知れ
2つの言葉の違いがわかるかな!?
「プレミアム」というのは競合がいる中での最上位の体験で、「ラグジュアリー」というのは競合がいない体験だよ!
例えば、プレミアムの商品BMWやベンツなんかをイメージしてみよう!
これらの車は動力性能・静粛性・環境性能など機能面は競合他社と比べて文句なしだよ!
「この車に乗ってる俺、いけてるでしょ」っていうブランド力も十分!
要するにプレミアムというのは「競合商品よりイイモノ」かつ最高レベルという事だよ!
車というジャンルで同じのフェラーリは時速350km/hも出せるスーパーカーだ。
しかし、実際にはこの機能は明らかにオーバースペックであり、フェラーリを買う人は350km出したくてこの車を買ってるわけじゃない。
つまり、ラグジュアリーというのはフェラーリを所有しているっていう「何事にも変えられない体験をするため」という夢を買っている。
この考えで正しいか?
その通りだね!
みんなの中には、すでに何かしらのスモールビジネスをやってるかもしれないけど、
「自分にラグジュアリーな商品なんて作れない」と思っちゃダメだし、決してそんなことはないよ!
例えば、ブログやYouTubeなど情報発信の世界では、コツコツ続けていると多かれの中で濃いファンがつく、つまり「あなたと関わりを持ちたいっていう人」だよ!
あなた個人を応援したいっていう結論ありきの姿勢とフェラーリを買いたいっていう結論ありきの姿勢これは本質的には同じだよ!
個人がラグジュアリーって呼べるほどパワフルではないかもしれないが、
ちょっとしたブランド力であることには間違いないということだな。
そういう人の応援の気持ちを素直に受け入れる、これができるかどうかはみんなの「お金の器」次第だよ!お金は払うよりも受け取る方が難しいからね!
もちろんタイミングや伝え方は非常に難しいよ!
例えば、自分の熱心なファン見つけて「10万円でこれ買ってくれませんか」と言ってしまったら幻滅されて終わりだね!
じゃあ、どうやってもっとファンになってもらうかとか、もっと自分なりに自分の商品を認知してもらうか、払ってもらったお金に見合う価値を感じてもらうか、そのためには緻密な戦略が必要だよ!
プレミアムとラグジュアリーの違いを知ることが大切で、その違いを知ることとその知識を使いこなすことは全く別次元の話であり、「知っている」と「できる」は違うことを理解した。
もちろん、簡単に実践できる話ではないが、これはビジネスの本質であり、頭の片隅に置いておけば、世界の見え方がガラリと変わって見えるようになるな。
「オーバースペック」と「ハイスペック」の違いを知れ
まず、この2つの違いを理解しないといけないよ!
著者はラーメンを例に、この違いを説明しているよ!
例えば、60点のラーメンを80点にすれば値段をプラス200円上げられるかもしれない!
だけど、97点のラーメンを98点にしたところで価格は見込めない!
なぜなら、お客さんのジャッジでは
・60点のラーメンだとまずい
・80点のラーメンだったら普通
・97点のラーメンならおいしい
・98点のラーメンもおいしい
と言った感じで、97点と98点には違いがないからだよ!
どちらもおいしい、これで終わりなんだよ!
つまり、97点を98点にする努力は、お金にならない努力なのね。
普段の仕事で70点取れば十分なのに、最初から100点を目指す必要はないんだね。
やりながら改善もしていけるからね!
例えば、体操やフィギュアスケートの世界にはプロの審査員がいて、めちゃくちゃ細かい刻みで点差がついて、その小さな差が明暗を分けるね!
でも、商売の世界にはプロの審査員はいないし、みんなの商品を評価するのは高次元の対決の微差がわからないお客さんだよ!
その上で著者はこう断言しているよ!
・皆さんが把握すべきなのはお客さんの「満足ライン」
・満足ラインを超えた技術の名を「オーバースペック」という
・オーバースペックは自己満足であり、お客さんの満足度にカウントされない
こう言っているよ!
それなのに真面目な人の多くが技術を追い求めているわけね。
働いても働いても楽にならない理由が、ここにあったんだね。
この話はスモールビジネスに限らず、転職でも応用が効く話だよ!
つまり、自分を高く売る方法においても、人材を採用している企業には採用ライン(満足ライン)があり、ここを超えていれば採用っていうラインだよ!
だけど、すでに現時点のみんなのスペックが入りたいレベルの企業の満足ラインを超えているかもしれないのに、転職活動はこの資格を取ってからとか、あと半年実務経験を積んでからとか、大学院に行ってからみたいに考える人が多いよ!
こういう人が時間をかけて色々とスキルアップを図るのは、まさに97点のラーメンを98点にするようなものだよ!
つまり、短期的な目線ではお金にならない努力であり、こういう時間の使い方をしていたら資産形成が遅くなるのも当然だよ!
学習コストあるし、人生の時間は有限だから時間をかけてはいられないね。
転職を考える際には
・誰に自分を売りたいか?
・その相手にとって、自分はハイスペック(十分に満足されるスペック)なのか?
・さらにここからスキルアップすることは?
こういう客観的な目線を持ちましょうってことね。
まとめ
この本は「みんなの穴=弱点を埋めてくれる」であり、お金を稼ぐ力に繋がるよ!
今回の内容の中で、どれか一つでも実践できれば資産形成に生かせるよ!
うまくいってる人はこれを意識してか無意識か分からないけど、ちゃんと実践できているよ!
今回も解説してくれてありがとな。
また、この記事を最後まで見てくれたことに感謝する。
本当にありがとうございます。
今回の記事で引用させて頂いた、参考書籍になります。
コメント